2019年10月12日土曜日

10月の達人クラブ 大工さんと椅子づくり!


こだわり抜いてこそ 超一流
感動の連続がおこる山田工務店の大工(横山さん)の手刻み
見た目も美しく、木の香りもいい。椅子を持った瞬間、手にスッとなじんでいく。また人が座った時にかかる負荷により、椅子の脚が割れないようにと、小さいカンナで面取りが施されていた。面取りを椅子の脚だけでなく背もたれなど椅子の上部まですることにより、気持ちよく快適に長く使えるものとなるのだ。細やかな配慮が非常に嬉しく、まさに自分の細胞が喜んでいるようだ。山田工務店の大工さんの技術力の高さ仕事に対する丁寧な姿勢、モノづくりに対する心意気は本当に素晴らしく、感謝の気持ちでいっぱいです。
社長の山田文夫さんより、深刻な問題として現在日本の大工さんの平均年齢は60歳代と聞き、驚きを隠せない。それは昔からの流れで大工さんのお給料は日雇いであることが結果、なり手不足につながったのだ。山田工務店は、全国誇る住宅業界のトップランナーだ。大工さんを日雇いではなく、正社員として雇用している。それにより、働きやすく、きちんとした技術が習得できることや次世代を担う大工の育成まで見据えているのだ。社長 山田文夫さんの経営者としての覚悟や思いに触れられたことは有り難い時間となりました。
超一流の大工さんや社長の山田文夫さんとの達人time、本当にありがとうございました。
山田工務店のHPはここをクリック!!   http:// www.shikinoie.co.jp


プロのカンナさばきにみんなが注目!


 子どもたちも教えてもらい、カンナ削りに挑戦しました。


さあ早速椅子づくりを始めよう!
 

大工さんより椅子づくりの説明を真剣に聞きます。


こことここをくっつけて…


誰かと一緒に作るのも楽しい!

そして完成!!!

この誇らしげな顔!!


嬉しくって何度も座っちゃいました。


作った椅子で早速休憩…。


お茶やおもちゃを売ってるお店屋さん!
この日は椅子を使った遊びがそこかしこで行なわれていました。


お昼ご飯を食べてからは釣りに行く子どもたちも…。

帰るギリギリに一匹釣れました!やった~!
 

カウンセラーに手伝ってもらって大事にさばきます。


この日は地域のお祭り!
トエック農園にお神輿が来てくれました。


しゃんしゃん鈴が鳴るお神輿に釘付け。



















 お神輿をくぐると健康に過ごせるということで、
子どもたちもくぐらせてもらいました。

  10月の達人クラブは、こんな景色がありました。

「もー!やめてよ!」聞くと掘っていた穴に水を入れられたとのこと。
「やめて!あっち行って!」今度はお店やさんごっこの商品に水をかけられたとの声。
ホースを持ってあちらこちらに水をかけるある子の姿。スタッフから見ると誰かと一緒に遊びたそうな様子。しかし、遊んでいる子ども達は「邪魔されるから」とその子から離れていく。すれ違う想い・・・。

悪者を見つけ、悪いことをした方を謝らせる。子どもの喧嘩は大人がそうしておさめることが一般的に想像されるかもしれません。しかしここでは、スタッフは子ども達と遊びを共にしながら子ども達の気持ちを聴くことに努めています。どちらが良い悪いか裁かずに、それぞれの想いに耳を傾ける。「○○くん、ここには水を入れて欲しくないって」「○○くんはわからなかったみたいよ」それぞれの想いを伝える。もう一度その子が水をかけてしまった時は自ら「ごめん!」の声。そうしていくうちにその子も友達と共に、大きなどろんこプールに飛び込んで行ったのでした。

やりたいことをやる中で自分や相手(の気持ち)を受け入れること、おりあいをつけること。大人の思惑や期待、評価から離れて、自分の気持ちを道標に、遊びの中で起こった状況にこども達がどう応答していくか。自分を生きるレッスン。
やりたいことをできることがゴールとは思っていません。やりたいことが思い通りにならないことも出てきます。遊ぶ仲間が集まらない、道具が十分にない・・・。そんな時に、諦める、協力者を募る、別のやり方を考える・・・。
そんな過程こそ、私たちスタッフは子ども達と心を共にし、保障したいと思っています。

T O E Cの活動は続けてくるほど面白い!
活動を重ねることで、子ども達の体験や仲間づくりが一層深まっています。