2020年7月18日土曜日

7月 カヌーの達人、新居拓也さん

7月の達人クラブは、カヌーの達人、新居拓也さんに来ていただきました!



新居拓也さんプロフィール
山小屋従業員、うっかり冒険家。2016年からカナダ、アラスカのユーコン川をカヌーやカヤックで旅している。2018年には源流から中流までの1600㎞を漕破。現在は海までの残り1600㎞に向けて準備中。



今回の達人クラブは1泊2日のキャンプ!
本来は那賀川でのカヌーの予定でしたが、増水により、初日は農園で過ごすことになりました。

さっそくテントを設営したり、中当てドッジ、どろんこ、竹のジャングルジムで遊んだり、各々好きな時間を過ごしました。


ひとしきり遊んだあとは
...
拓也さんが到着!達人タイムスタート!

冒険中は熊よけや食事のために、どんな天気だろうとたき火を起こさなくてはなりません。雨にぬれた薪でどのように火を起こすか、実際に広場でやって見せてもらいました。





その後、ユーコン川をカヌーで冒険したときの話を、写真や動画とともに話していただきました。
冒険中の食事のこと、熊やビーバーなどの動物と遭遇した時の話、川や天気の変化、寒い現地の食糧保存(スモークサーモン)、出会った旅人、山火事のこと、街の文化や歴史など、たくさんの話を聞きました。クロクマの足跡に石膏を入れてかたどったものも実際に見せて触らせてもらいました。どの話も子どもたちは興味津々でした!


全行程3200㎞の内、半分の1600㎞まで漕いだたくやさん。この川がどのように海までつながっているか見てみたいそうです。現在新型コロナウイルスのことで、次にいつ行けるかは分からないそうですが、いつか漕破できるよう応援しています!


達人タイムの裏では、おやつ作り。これにも狙いが...




今日(7月11日)は拓也さんのお誕生日だったんです!

つくったハチミツパンケーキでお祝い!

ここで拓也さんとはさようなら。
貴重な時間を使って来ていただきありがとうございました!


夜は昆虫探しや、紙ヒコーキ飛ばし大会が盛り上がりました。



2日目

2日目は天気も回復。

朝から縫い物をして、ペンちゃん作り。

ペタンク


工作も。ナイフの柄を造る!


朝ごはんを食べたあと、いよいよ海!


淡島海岸にてカヌー!


カナディアンも。
沈した(させた?)カヌーを救出。




砂の中に腕を入れて...穴掘り中。
このあとシオマネキも見つけたんです!

砂に埋まって〜カメ?


焚き火チーム




砂風呂。暖かくて気持ちいい!




ストレスや危険とうまく付き合うことで格別の体験を!!

 「ちょっと危険な遊びよなー」と気をつけながらごはん炊きをするこのシーンが強く僕には残っている。普段の生活では炊飯器のスイッチひとつ押すだけで簡単に美味しいご飯が炊けるがキャンプとなるとそう簡単にはいかない。

 焚き火の煙が目に染みたり、火が上手くつけられなかったり、火加減やどのくらいの時間炊けばよいのか?など・・・様々な困難が立ちはだかる。その中で自分で考えたり、試してみたり知恵をもらったり、仲間と助け合ったりして、美味しいご飯が炊けたのだ。焚き火で炊いたお釜ご飯は格別に旨い。ご飯がふっくらしていて僅かだが焚き火の香ばしい香りが口の中に広がる。おこげも最高で子どもたちは喜んでいただく。また苦労して出来上がったからこそより美味しく感じる。

キャンプにはストレスや危険が必ずついてまわる。夏のキャンプでいえば蚊やスズメバチ、猛暑や雨が降っていたら足元が汚れるなどたくさんある。不慣れであるとつい敬遠したくもなるかもしれない。それでも仲間と一緒にその困難に対して協力したり、工夫することで、キャンプの楽しさに出会っていく。この瞬間はとてもかけがえのないものだと改めて痛感した。