2019年12月14日土曜日

12月の達人クラブ 料理の達人に教わるオムライスづくり!

12月の達人タイムは

COFEE WORKS総括料理長上本実さんとクッキング!



プロフィール
TOECの前身である「喫茶たつろう」。今から約30年前…そこでTOEC代表の伊勢と働いていたのが上本実さんです。現在上本さんはCOFEE WORKS総括料理長。コーヒーの美味しい入れ方、スイーツづくり、近年ではピザ作りなど、料理に幅広く精通する方です。

達人さんの技に皆わくわく!

達人の技!飾り切りを見せてもらいました。


達人さんの細やかなテクニック…真剣に見つめます。

達人さんにオムライスの作り方も教えてもらいました。
自分で作ってみよう!



卵の上にチキンライスを乗せて…この後うまく巻けたかな?

一緒にやったら料理も楽しいね!

自分で作ったよ!

他にも子どもたちはこんな遊びもしていました


木工作。輪ゴム鉄砲作り。うまく切れ目が入るかな?


人形やペンダントもつくりました。


素敵な看板ができましたよ



 手作りコートでドッヂボール!


午後、近くの川へ釣りに出かけた子達。見事1匹ずつ釣りあげて帰ってきました。釣った魚は、さばいてたき火で焼くことも自分達でやりました。自分で釣った魚は美味しい!

おにぎり作りも遊びのひとつ

達人さんに教えてもらったやり方でおひるごはんを自分で作ってみよう!の時間。
今年、六年生で卒業を迎える女の子2人は、気が付くと他の子ども達のサポートをしてくれていました。「次は~」と子どもが困り始める絶妙なタイミングで「こっちだよ」と声をかける。一人一人の事をよく見ているのです。過不足なくサポートする姿はまるでスタッフのよう。
作るのが難しい子やスタッフの分はかわいいケチャップの飾りまでしてつくってくれました。お昼時はキッチンに立ちっぱなしの2人。それでも大変そうな素振りも「ありがとう」の言葉を求めるでもなく、サラリとやっている。誰かの助けになることが自分のやりたいことや遊びとなっているのです。2人はこんなふうにここで過ごす姿をよく見ます。
トエックのようちえんに3年、達人クラブに6年通っている2人。誰かの助けになることや、働くことは、評価を得るためでもお金を稼ぐことでもなく、他者や共同体への貢献であり、貢献することそのものに喜びがあります。そのことがここで過ごす時間の中で彼女たちに染み込んでいることがうかがえました。

一人一人を尊重することや貢献する喜びなど…

共に生きていく中で大切にしたい文化を、子どもたちと過ごす時間で共有していきたいと思っています。


2019年11月30日土曜日

11月の達人クラブ 子どもこそ遊びの達人 

凧の達人:矢部照之さんに来て頂き、みんなで凧作りをしました。
まさに天まで伸びる凧・凧・凧…!
子どもを送って来てくれた親御さんが「遠くからもよく見えて、イベントがあるのかと思いました(笑)」とコメントするほど。

まずは達人の凧をじっくり堪能!
なんとこの凧、さるかに合戦のお話順になっていて、このカニからは風が吹くとシャボン玉がつくられる仕組み!
子どもたちは興味深々です。

早速凧作り開始!
まずは思い思いに好きな絵を描きます。

真剣に描き込み…。

 裏に竹の棒の支柱をボンドで付けたら、しばし乾かします。




できた~!!早速凧上げ!走る!飛んだよ!!

この日は風がちょうどよく、凧がすいすい飛んでいました。



お昼ご飯を食べるギリギリまで、夢中になって凧上げは続きました。



ほかにはこんな遊びがありました。
 
ふたりで集中してどろだんご作り…。

 
交代ドッヂボールも大盛り上がり!

 
森の中でランチ女子会。
落ち着いて食べられてよかったとの声。

 
将棋も白熱!

すだちやさんの看板…いいもの出来たかな??

 
さあ開店ですよ~いらっしゃ~い!

 
今回は新作として、すだち+阿波番茶のドリンクもできました!
はたしてお味の方はいかがでしょうか…!?(笑)

釣りにも行きました!一人一匹釣れましたよ~!


やっぱり僕は達人クラブの子供達の遊びっぷりが大好きだ。
子ども達の遊びは洗練され、職人のような姿であったり、遊びを生み出している姿に惚れ惚れしてしまう所だ。泥団子作りに熱中しピカピカに磨きあげている男の子。作品だけでなく、その遊びに向かう真剣な姿もいい。その空気感から「私もやってみたーい!」とキャンプカウンセラーも一緒にやり始め、また吸い込まれるように高学年も混ざる。熱中する姿からやりたいメンバーが自然と集まり遊びの場が生まれていくのが素敵だ。
更に今回は凧の達人:矢部照之さんが来てくれる。それぞれ皆が立派な凧を仕上げていた。その中である女の子が矢部さんの凧からオリジナルの凧を製作したのだ。見た瞬間にその子の遊び心にグッと心を引き寄せられた。自分流で遊び込んでいく達人クラブの子ども達。ますますこれからおもしろいことが起こりそうな予感だ。
坂本亘(もぐら) 


 オリジナルのミニ凧。

子どもたちの遊びは続く…。

2019年10月12日土曜日

10月の達人クラブ 大工さんと椅子づくり!


こだわり抜いてこそ 超一流
感動の連続がおこる山田工務店の大工(横山さん)の手刻み
見た目も美しく、木の香りもいい。椅子を持った瞬間、手にスッとなじんでいく。また人が座った時にかかる負荷により、椅子の脚が割れないようにと、小さいカンナで面取りが施されていた。面取りを椅子の脚だけでなく背もたれなど椅子の上部まですることにより、気持ちよく快適に長く使えるものとなるのだ。細やかな配慮が非常に嬉しく、まさに自分の細胞が喜んでいるようだ。山田工務店の大工さんの技術力の高さ仕事に対する丁寧な姿勢、モノづくりに対する心意気は本当に素晴らしく、感謝の気持ちでいっぱいです。
社長の山田文夫さんより、深刻な問題として現在日本の大工さんの平均年齢は60歳代と聞き、驚きを隠せない。それは昔からの流れで大工さんのお給料は日雇いであることが結果、なり手不足につながったのだ。山田工務店は、全国誇る住宅業界のトップランナーだ。大工さんを日雇いではなく、正社員として雇用している。それにより、働きやすく、きちんとした技術が習得できることや次世代を担う大工の育成まで見据えているのだ。社長 山田文夫さんの経営者としての覚悟や思いに触れられたことは有り難い時間となりました。
超一流の大工さんや社長の山田文夫さんとの達人time、本当にありがとうございました。
山田工務店のHPはここをクリック!!   http:// www.shikinoie.co.jp


プロのカンナさばきにみんなが注目!


 子どもたちも教えてもらい、カンナ削りに挑戦しました。


さあ早速椅子づくりを始めよう!
 

大工さんより椅子づくりの説明を真剣に聞きます。


こことここをくっつけて…


誰かと一緒に作るのも楽しい!

そして完成!!!

この誇らしげな顔!!


嬉しくって何度も座っちゃいました。


作った椅子で早速休憩…。


お茶やおもちゃを売ってるお店屋さん!
この日は椅子を使った遊びがそこかしこで行なわれていました。


お昼ご飯を食べてからは釣りに行く子どもたちも…。

帰るギリギリに一匹釣れました!やった~!
 

カウンセラーに手伝ってもらって大事にさばきます。


この日は地域のお祭り!
トエック農園にお神輿が来てくれました。


しゃんしゃん鈴が鳴るお神輿に釘付け。



















 お神輿をくぐると健康に過ごせるということで、
子どもたちもくぐらせてもらいました。

  10月の達人クラブは、こんな景色がありました。

「もー!やめてよ!」聞くと掘っていた穴に水を入れられたとのこと。
「やめて!あっち行って!」今度はお店やさんごっこの商品に水をかけられたとの声。
ホースを持ってあちらこちらに水をかけるある子の姿。スタッフから見ると誰かと一緒に遊びたそうな様子。しかし、遊んでいる子ども達は「邪魔されるから」とその子から離れていく。すれ違う想い・・・。

悪者を見つけ、悪いことをした方を謝らせる。子どもの喧嘩は大人がそうしておさめることが一般的に想像されるかもしれません。しかしここでは、スタッフは子ども達と遊びを共にしながら子ども達の気持ちを聴くことに努めています。どちらが良い悪いか裁かずに、それぞれの想いに耳を傾ける。「○○くん、ここには水を入れて欲しくないって」「○○くんはわからなかったみたいよ」それぞれの想いを伝える。もう一度その子が水をかけてしまった時は自ら「ごめん!」の声。そうしていくうちにその子も友達と共に、大きなどろんこプールに飛び込んで行ったのでした。

やりたいことをやる中で自分や相手(の気持ち)を受け入れること、おりあいをつけること。大人の思惑や期待、評価から離れて、自分の気持ちを道標に、遊びの中で起こった状況にこども達がどう応答していくか。自分を生きるレッスン。
やりたいことをできることがゴールとは思っていません。やりたいことが思い通りにならないことも出てきます。遊ぶ仲間が集まらない、道具が十分にない・・・。そんな時に、諦める、協力者を募る、別のやり方を考える・・・。
そんな過程こそ、私たちスタッフは子ども達と心を共にし、保障したいと思っています。

T O E Cの活動は続けてくるほど面白い!
活動を重ねることで、子ども達の体験や仲間づくりが一層深まっています。

2019年9月23日月曜日

9月の達人クラブ 小神子の海へ!

まだまだ水遊びがしたい残暑厳しい9月はじめ。

新たなメンバーが2名加わり、2学期の達人クラブスタートです!



今回は手つかずの里海の景色が美しい、自然の恵みたっぷりの小神子海岸で遊びました。普段活動しているトエック農園から場所が変わっても、トエックのフリーキャンプ。

「今日何したいー?」とミーティングから始まります。



1学期から回を重ねているので、キャンプが始まる前からやりたいことをイメージして来ている子も。おうちから以前達人クラブで使った手作りの釣り竿を持ってきているメンバーもいました。



「やりたいことをやる」言葉にするとただそれだけのこと。

しかし、自分のやりたいことをやっているそのとき、子どもたちは頭や心や身体をフルに使っています。

その瞬間の表情や目の輝きは、何度見ても心動かされるものがあります。

思いっきり笑っている顔も、困っている顔も、どうしようかと悩んでいる顔も、何かに真剣に取り組んでいる顔も、とにかくどれもいい。

この時間を私は邪魔したくないなと思っています。



「困らないように」「こうした方がいいよ」と大人が教えることは簡単です。

しかし、子どもの「やりたい」という気持ちからスタートして起こるいろんな感情や思考、そこでの発見や気付きや手応えこそ、その子自身が手に入れた宝物だと思っています。



自分がやりたいと思う遊びの中にこそ、宝物がたくさん詰まっているのです。



波打ち際、波に押されて引かれてコロコロコロ・・・


ねらいを定めて・・・


ジャ~ンプ!!!!!!


黙々と堤防づくり…


きれいな石拾った!!!


海の中、冷たくって気持ちいいね~!



釣ってきた魚を、2人で大切に唐揚げにしました。

 
「もぐらを倒せ~!!!」
別々に遊んでいた男の子たちが、一斉に集まってとびかかります!これにはもぐらもタジタジ・・・(笑)