2017年2月9日木曜日

この時期ならではの遊び


今回は達人タイムが午後だったため、午前中に農園中で、様々な遊びが展開されていました。

今年度の終わりに近づいている今、はじめの頃はそれぞれで遊んでいたメンバーも、チームになって遊んでいる様子がたくさん見られました。

今回の達人タイムは、
『鳥の達人さん』ということで、
「鳥の巣みたいな秘密基地を作る!」と
始まった広場での穴掘り。

一日かけて、横穴を二つ掘り進め…

完成!!
最後は穴を埋めることも遊んでいました。

机を使って海賊船ごっこ。2階建ての船です。
遠い所へ行くのだそうで…

2階部分はキッチン。
海賊のご飯が作られていました。

こちらはチャーハン。
12月の達人クラブで作ったもんね!

焚き火で焼きみかん。
火の扱い方も、だんだん上手になります。

田んぼでは、メンバー3人で小さな野球。

ベースの位置を近くして、
打ったら必ず点が入る形に。
ずっと笑い合って遊んでいました
遊び上手だなあ。

高学年の男の子たちは、
サッカーやら、

野球やら…。

おしゃべりも毎月の楽しみの一つのようです。

お部屋では手芸タイム。
先月に作った鳥のマスコットを仕上げて、
水色の布の川に浮かべます。

お昼ご飯を作るお手伝いも。
今回は、フリースクール卒園生にとっては懐かしの園舎で。

お昼ご飯は、芋ごはん(TOEC米)、素うどん、
さつま芋の天ぷら、大根の浅漬け、自家製たくあん

次回の達人クラブで終わりが見えている6年生。「もう入れなくなるから」と言って、TOEC農園の薪で沸かすお風呂を、自分で沸かして入ることをプランにした子もいました。


TOECのキャンプを重ねるごとに、子どもたちはどんどん主体的に遊び始めます。
誰かにやってもらうのではなく、自分の「やりたい」気持ちから主体的に動く姿が、あちこちで見られた達人クラブでした。




2017年2月8日水曜日

心の道場

ココロ育てるトエックのキャンプ 

達人クラブ 

来年度参加者募集中!










トエックのフリーキャンプは予定されたスケジュールはありません。
一人ひとりの「今やりたいこと」を聞いて、一日をつくっていきます。
「子どもはやりたいことばかりやっていて大丈夫なの?」
「やりたいことばっかりやって楽ね」とおもわれる方が
いらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
「やりたいことをやる」とは、簡単なものではありません。
自由には常に責任が必ずついてまわるからです。
工作を例として考えてみても、ノコギリがうまく弾けないという

個人の技術的な問題や 道具や材料の不足という事態からの
他者とのコミュ二ケーションとる力が必要とされたり
道具をきちんと片付けること危険な道具を扱う上でのルールなど・・・
やりたいことをやるためには様々な責任が常についてまわるのです。

トエックで子供たちが「やりたいことをやる」上で大切にしているのは、
単に、工作で自分の作りたいものが作れるようになったら、
それでよし!という結果は重視していません。
育てたいのは他者と調和的な関係をとりながら、
自分のやりたいことをやれる力です。
なのでスタッフは子どもの今の気持ちを丁寧に聴くことを心掛けています。
その経験を積んでいくうちに、子ども自身が自分の今の
気持ちを話せるようになり、相談したり、
折り合うということを学んでいくのです。
人と調和的な関係をとりながら、
自分流の「やりたいことをやる」。
まさに心の道場なのです。









毎月一回

トエックであそぼう!



お申し込み・お問い合わせはトエック幼児フリースクールまで。
tel:0884(23)4807

※お電話は平日、15時以降にお願いします。

これぞ!! 達人芸!!

バードウォッチングの達人 

徳島県立佐那河内いきものふれあいの里 ネイチャーセンター 前センター長

今回の達人さんは  吉田 和人さん


トエック農園と農園の目の目の前を流れる岡川にて、
いざ バードウォッチング スタート!!


カラスはカラスでもねぇ…


1番目に見つけた鳥を子供達が望遠鏡を覗く。
「あっカラスやな。」
吉田さんが語りかけるように
「カラスにも種類があってね~  今のはハシボソガラスね」
「泣き方はガ― ガーね」
「逆にハシブトガラスというのもいて、泣き方はカーカーね。」
1を聞くと嬉しそうに10を語る吉田さん。
カラスの見分け方も鳴き声だけでなく、
外見の部分まで丁寧に伝えて下さりました。



出会いは突然に?!


トエック農園にいる鳥を数えると、今回は6種類に出会う。
(ハシボソガラス、カワウ、ムクドリ、ミサゴ、ツグミ、ハクセキレイ)
 トエック農園で、普段何気なく見ている鳥でも
吉田さんがいるだけで  鳥一匹一匹との出会いがドラマティックなのだ。



これぞ!!早業!!


「吉田さん あの鳥は何かなー?」
「あれはツグミだねー」
「じゃあ あの鳥も見てみましょうかー」といいながら
遥か遠くにいる鳥も 吉田さんは 造作もなく
望遠鏡で ピタッとピントを合わせる
子どもたちの興味・関心の流れが切れることなく
バードウオッチングの時間が進行しているのは
まさに吉田さんの 達人芸なのだ!

1時間足らずで・・・


今回吉田とバードウォッチングをして見つけた鳥は
なんと20種類!! 
ジョウビタキ 土鳩 コサギ シロハラ マガモ ウグイスなど

最後に


「鳥を飛て とても自由だなぁとおもうでしょ」
子どもたちは 各々に頷く。
「でも鳥の住処が人間の手によって壊されたら 鳥はとっても困るんだよね」
「鳥はどこでも生きていけるわけじゃないんよ。」
「カラスは都会でも生きていけるけど、カラスばかり増えても困る」
吉田さんは子どもたちに自然環境の大切さや
生物の多様性のすばらしさを伝えてくれた。
鳥と吉田さんから大切なメッセージを
僕たちに届けてくれた そんな時間だった。