2017年9月7日木曜日

心が動いてこそ、学びや気づきがある

9月は
ネイチャーゲームの達人


山引満男さん
(やまびきみつお)
通称:風さん

 プロフィール

1941年徳島県羽ノ浦町生まれ。
日本ネイチャーゲーム協会上級
指導員で徳島支部の支部長。
カイロプラクティックのお仕事も
されています。


ネイチャーゲームとは?

1979年にアメリカのナチュラリスト「ジョセフ・コーネル」により発表された
自然とのふれあいプログラムです。
そのゲームは60種以上あり、四季折々に森でも公園でも晴天でも雨天でも
どんな環境でも五感を通して触れ合える楽しいゲームです。
最初は
じゃんけんゲーム

をしてスタート!!






カモフラージュ

自然の中に人工物が隠してあり、何個見つけたかを
他の人にはバレないようにしながら、山引さんに伝える遊び。
子どもたちも、大人も目を凝らし夢中になって探していました。






みんなもさがしてみよう!!



ヒント:はな

これはわかるね(^^)/

ヒント:木に何かいる

ヒント:サクランボの木なのに?!

ヒント:誰かが、じっと見ているよ

ヒント:ぶらさがってます










わらしべちょうじゃ

昔話のわらしべ長者にならって、藁よりいいものを
自分達で見つけてみようという遊び


こんなのみつけたよー!
藁よりもいいものを見つけるというのは、
なかなか難しいがおもしろい。
自分の内側に耳を傾けること、「おっ!これいい!」という
心の声が聞けてくるとだんだん楽しくなってくるのだ!

きれいなお花みつけたよ-!

子どもたちが選んだものは、それぞれのセンスを感じさせられました。






もりのてんらんかい

山引さんが用意した木枠・紙枠を使って、
自分のココロが動いた一枚をみんなに紹介し合う遊び





早速♬

「私決まったー!」といって女の子が紹介したくれたのが

コレ!

「自然の風景」
というタイトルで紹介してくれました。





僕は木の上から♪


私も~♪






私の一枚

この花の色に惹かれたようです。



山引さんの一枚


金柑の実


みんな遊びを重ねていくうちに自然と笑顔が増え、
遊びの中で自分を表現することを夢中になって楽しんでいきました。
また他の人の作品を見たり聞いたりすることで気づいたり、
更に遊びが深まっていました。
また「山引さんがネイチャーゲームをやる上で一番大切にしていることは何ですか?」
の質問に対して、「楽しむこと」と答えて下さりました。
自分も達人タイムを体験してみて、楽しんでいくうちに
「もっと知りたい」「自分はこんな風にやってみたい」
という気持ちが沸き起こりました。

ネイチャーゲームを通して
人生が豊かになるという達人さんの在り方・生き方という
大きなメッセージを頂きました。





9月達人クラブ

9月の遊びの達人クラブ

「やりたいことをやる!」子どもたちの活動の様子を、一部になりますがご紹介していきます。




イナゴって食べれるの?!

今回の達人の通称「かぜ」さん。
子どもたちが焚き火をしていると「いい火だねぇ」と何か焼き始めました。
かぜさん。達人タイム以外でも、ふわりと、やさしい雰囲気で子どもたちと時間を共に過ごして下さいました。


焼いたのはなんと「イナゴ」!子どもたち興味深々です。


醤油をたらして頂きます!
「煮干しのような味がする!」と思わぬ美味しさ。
人との出会いから様々な遊びや体験ができるのが達人クラブの魅力です。

男の子たちは林に基地作り。木陰で涼しい、お気に入りの場所でご飯を頂きました。

女の子たちも別の木陰でおうちづくり。
「こどもっぽい遊びがしたい!」と、2人はこの日ごっこ遊びを満喫。
ごっこ遊び、「子どもっぽい」と分かっていてもやりたい!
安心な場所で大好きな人と。やりたいことを思いっきり出来る喜びがここにあります。



全身まっ黒け!下の田んぼでどろんこ遊びも行われていました。


恒例の女子によるホットケーキづくり。
今回は農園で旬を迎えているイチジクをトッピング。

その他、、、

工作で剣づくりをしたり、気持ちの良い風が吹く中、近くの公園までお散歩に出かけたり、おにごっこをしたりと、子どもたち一日遊び切りました。


「今、ここ」の感じ、気持ちを分かち合うさよならミーティングでの一コマ。

「今日はどうだったかな?」ときくと、「なんだかず――っと笑ってた」との声。
笑いが止まらなかったというおやつ作りの時間は、心が通い合い、「一緒に居るだけで楽しい!」そんな空気に満ちていました。

スタッフは活動中、子どもたちのやりたいこと(主体性)をサポートします。
また、どんな場合でも個々の気持ちや意思を否定したり、さばいたりしないで、そのままを受けとめ、共感的に理解しようとつとめています。
私が認められ、尊重されること。
体験した子どもたちは、子ども同士で。また、大人にもそんな関わりを返してくれます。
お互いが無理なく、そのまんまの自分でいてかつ、互いに尊重にし合う関係が育まれていきます。

やりたいことができたら楽しいというわけではありません。こんな心通いあう関係あってこその遊びの時間が楽しい!

2学期になり、子ども同士や、子どもとスタッフの関係も深まってきた様子。
TOECの活動は継続するほど面白い!
10月以降も、より自由で楽しく豊かな、遊びの中で心とカラダを育む時間を子どもたちと共につくっていきたいと思っています。