2018年3月11日日曜日

「いいシゴト」は子どもでもわかる


3月の達人

こだわり抜いた愛着ある家を施主と一緒に守り続ける
山田工務店 

社長 山田文夫さん&大工の河野さん



山田工務店紹介

 

 1981年創業。施主と一緒に守り続ける“家とともに生きる”という想いを大切に、愛着とぬくもりのある住まいを提案。“木の家+長期優良住宅”を旗印に、同社の多くのこだわりに込められている。そのひとつが、家づくりに使用する県内産を中心とした無垢材。そこには「慣れ親しんだ気候のもとで育った木材だから、その能力を十分に発揮して家を支えてくれる」との考えが込められている。それらを熟練の大工が昔ながらの手刻みで一本一本丁寧に仕上げ、職人の技術により最適な組み合わせを練り、家の耐久性と後のリフォームへの対応力も高める。引渡し後もまるで“自分の家を守る”ような感覚でメンテナンスを行ってくれる。また、エアコンが必要ない、新たな冷暖房システムとして注目を集める[CCF STYLE]を徳島県内で唯一導入もしている。

詳しくはココまで→http://www.shikinoie.co.jp/

社長のブログにも先日の達人クラブの様子載ってます。

http://www.shikinoie.co.jp/ceo-blog.html





50年の歳月を経て

山田さんによると建築用の木が育つのに40~50年。

植林から建築用の木として出来上がるまで、

たくさんの人の思いや多くの手間と時間がかけられている。

木が大きくなっていくための枝打ち等は勿論のこと、

植林したものの、鹿に食べられてしまう

こともあるそうだ。徳島県産の立派な木材。

改めて子ども達とこの場を共有できたことや

目の前で匂いを嗅いだり、触れたり…

有難みを感じさせられる時間だ。


カンナ削りの披露

シュッシュッといい音を立て木を削り

カンナくずが落ちる。

その瞬間子ども達は、「あっ!鰹節だー!!」

と嬉しそうに手に取る。

大工の河野さんいわく、薄く長く削れるかどうかで

カンナ削りの上手い下手が決まるとのこと。



自然と呟く

「めっちゃいい匂いやな」「あっいい匂い」

カンナくずの香りを嗅ぎ自然と顔もほころぶ。



実際にカンナ削り体験!!

将来大工になることを夢見て、一番に手を挙げる。

少しカンナくずが出てきて

子ども達から拍手が起こりました。



達人たる所以

大工の河野さんがサラリと

やっていること、見た目以上に

難しいことを体感。


女の子も挑戦!!

代表の伊勢も挑戦しました!!


「我こそは!!」と…

いろんな人が挑戦してみるが、

なかなか上手くいかない(笑)

さすが達人さんですね。





続いて10センチの

長い釘打ちに挑戦!!

釘打ちはその時々の適当な力加減と

絶妙なコントロールが要求される。




お見事

大工さんのかなづちで大事なポイントは、

真っすぐ早く打ち込んでいくこと。

今までの工作で培った技術で簡単に打ち込む。

「私もやりたい!」と挑戦!

真っすぐ、確実に打ち込んでいた。


太鼓版

釘を金槌で打つ音に吸い寄せられ、

子どもか次から次へと並ぶ。

達人クラブのほとんどの子が釘打ちをした。

ほとんどの子たちが真っすぐに丁寧に打ち込んでいて、

大工さんの河野さんも達人クラブの子たちの

釘打ちの上手さに驚いていました。



宝箱と木製のお家

作りたい子だけが、この2点に挑戦しました。


水を得た魚のように

大工さんの技や説明を聞きながら

「はやく作りたーい!」

宝箱づくりからスタートすると、

皆黙々と工作に打ち込む。


夢のようなジカン

大工さんに手伝ってもらいながら

工作なんて…最高。


ユメフクラム

「宝箱に何入れよっか」

「私は何にしようかなぁ」

友だちとおしゃべりしながら工作。

幸せのひとときです。


宝箱できたよぉ~!!

「手が疲れたー」とぼやきながらも、

苦労の末完成しました。



驚きの…

みんなが宝箱を制作している横で、

高学年男子達がそこら辺にある木をかき集めて・・・。


☆オリジナル☆

山田さんの考えた宝箱を基に、

自分達だけで考えて協力し合い制作。

3人から大きな手応えとつながりの

強さを感じさせられました。





事前に山田工務店さんの方で、

宝箱用の木をカットしてもらっていたの

ですが、それでもピタッと綺麗に

閉まる箱を作るのは簡単ではなかった。

見た目の美しさだけでなく、気持ちよく

快適に長く使えるものを作れる、

山田の大工さんの技術力の高さに

感動させられました。

そして「こだわり抜きながら人とのつながりを大事にする」

山田工務店さんの凄さを改めて実感させられた達人timeでもありました。

今回体験させてもらった宝箱を一つ作るだけでも難しいのに、

家を作るとなると壮大かつ、寸分の狂いも許されぬお仕事。

そう、これこそが達人なのです。








2018年3月9日金曜日

3月達人クラブ


今年度ラストの達人クラブ

最後の最後まで、

子ども達はとことん遊び尽くしました。


土・水・竹…

それだけでいい。

竹を使ってボールが転がるコースづくり。
さらに竹の筒を埋めて、地下トンネルをつくっていました。
トンネルを通って水が滝のように流れ出ると、大喜び。
「こっちにでっかい穴掘ろう!」「ここ、泥の泡作るところな!」と
つぎつぎと世界が広がっていきました。さすが遊びの達人!!


焼き板作り

表面を燃やした木片を、水につけながら石で磨いています。
「どうやるん?」と友達に教えてもらいつつ、自分の作品を仕上げていました。
ひとに言われたからではなく、自分がやりたいからこその、この集中力。


何度やってもオモシロいたたかいごっこ

遠くの田んぼでは戦いごっこがはじまっていました。
竹やら木で作った剣で、カウンセラー・もっぴーと戦っています。


僕たちの手作り「宝箱」

高学年の男の子たちで、力と知恵を合わせ、作り上げた作品。

先ほどの焼き板がたくさん入っていました。




戦いごっこのメンバーで、お昼ごはん

気持ちいい天気なので、ゴザとテーブルを出して

自分たちの席を作っていました。

アイデア次第で、ご飯の時間がさらに楽しくなります。


どんどん湧き出てくる

ドロの中でボールのぶつけ合い。
最初からルールなんてありません。
 「どうやったらもっとオモシロくなるか!?」を感じながら、
遊びを作っていきます。
奥では、大勢でのドッヂボールが はじまっています。



かまどに薪をくべて・・・


 


気持ちのこもったおやつ

みんなの分のおはぎを、真剣な表情で作ってくれました。
片付けが終わった後にみんなで頂きました。
「いただきます。」にも、
作ってくれた子たちへの感謝の気持ちが、自然とこもります。



最後のミーティングでは、スタッフから子ども達へ記念品の贈呈と、

一年間が終わって 思うことを聴きあいました。

「たたかいが面白かった。」「釣りができて良かった。」照れ笑いしながら、「ん~、よくわからん。」という子。楽しかったことが次々と出てくる子。どんな気持ちや思いもその子だけのものだし、それぞれが宝物です。最後に全員が揃わなかったことは残念でしたが、このメンバーでこの場所を共に創ることができたことが本当に嬉しかったです。1年間有難うございました。 2017年度の達人クラブは、これにておしまい。 来年度はもっともっと、オモシロイコトしよう!!