2018年6月10日日曜日

6月達人クラブ

梅雨の晴れ間の6月達人クラブ。
モーニングミーティングで「今日やりたいこと」を話す前から
やりたいことが溢れ出ていました。

やりたいことをどう実現するかを、考えながら、
相談しながら、その場にいるメンバーと創っていく。
誰からも強制されることなく、
それぞれがやりたいことを目一杯やっていた
今回の達人クラブは、エネルギーに満ち溢れ、
創造的な時間・空間となりました。


「料理した―い!」
お昼ご飯を作っていると、毎回手伝いに来てくれます。
その包丁さばきはお手のもの。
いつも助けてもらってます。

TOEC農園に最近できた手作りピザ窯。
先月の達人クラブの際にそれを見て、
「次はピザ作りたい!!」と
1ヶ月越しのプラン実現!

ピザの生地を作っていると、
「なにしてるんー?」と子ども達が寄ってくる。
子どもはおもしろそうな匂いに敏感だ。

生地は「どんな厚さがいいかなあ」と
何度もこねては伸ばす。
ピザの具は、農園の野菜。
収穫し、洗い、切ってのせていく。
人参の葉、ニラ、玉ネギ、ニンニク…
どんなピザができるのだろう?
ピザ窯に火を入れ、十分に温めたら
さあ、あとは焼くだけ!!
「火ちいさくなってる!」と気づいては
薪をくべ、たき火の管理も
全て子どもたちがやりました。

完成!!
焼けたピザを切ってお皿に盛り、
お昼ご飯のときにみんなにふるまってくれました!
おいしかったー!ありがとう!

こちらは釣りプラン!
近くの那賀川に釣りに行くために
釣り竿作りからスタート!
竹の釣り竿に、釣り糸を結んでいく。

餌は、農園の畑にいるミミズ。
餌の調達も自分たちで。

釣り針をつけて、さあ釣ろう!
困りながらも自分で仕掛けを作るからこそおもしろい。
できる子が手伝い、教えることも。
やったー!釣れたよー!

魚の群れを見つけ、
川に入って捕まえようとしたり、
泳いだりと、水遊びも楽しみました。
釣った魚をさばく。
釣って、さばいて、料理して、美味しくいただく。

こちらは工作!

大人が「なに作ろうかな~」と考えている間に、
子どもはどんどん思いついて作っていく。
想像力たっぷり。まさに自由!

田んぼからはキャッキャと
楽しそうな笑い声が響いてくる。
ドラム缶と板を使ってすべり台を作ったり、
カエルの卵探しをしたり、
ホースの水のトンネルをくぐったり。

おなかで、おしりで、足から…
いろんなスライディングをして大笑い。
「楽しいねー!!」

お部屋では裁縫タイム。
「手芸の達人さんに来てほしいな~」

ウクレレを弾いてみる。
「コード、ちょっと覚えたよ!」

別々の事をやっているけど、つながっている。
一緒の事をやらなくていい。
「やりたいことをやる」ことを保障し合えている仲。

午後は子ども対大人のバスケの試合。
子どもが大人に抱きついたり、ぶら下がったり、
ボールを抱えて死んだふりをしたり…と
大笑いのバスケットボールでした。


次回の達人クラブは
6月30(土)~7月1日(日)です!
川でカヌーをして、TOEC農園でキャンプします!


2018年度 達人クラブメンバー募集中!
お試し、学期ごとの申し込みも受け付けています。
お申し込み・お問い合わせはトエック幼児フリースクールまで。
tel:0884(23)4807

※お電話は平日、15時以降にお願いします。



2018年6月6日水曜日

6 月の達人タイム 絵本作家梅田俊作さん&佳子さんとアートTIME!!



6 月の達人タイムは

絵本作家 

梅田俊作さん&佳子さんとアートTIME!!



プロフィール
徳島の自然をこよなく愛し、東京から徳島に移住し、絵本の創作活動に取り組む。
子育て、いじめなど、教育問題をテーマにした作品も数多い。また地方をめぐり、少年期の遊びの重要性を講演や絵本の読み聞かせなどを通して、広く大人に問いかけている。
1980年『ばあちゃんのなつやすみ』にて絵本にっぽん大賞受賞
1984年『このゆびとーまれ』にて講談社出版文化賞受賞
1997年いじめ問題を真正面から描いた長編絵本『しらんぷり』で日本絵本賞大賞受賞
2011年TOECのようちえんを題材にした絵本
『おかあさんもようちえん』『おじいさんもようちえん』を発刊


俊作さん「さぁ、もぐらくん!オレたちで遊び始めてようか!」


ビー玉を墨で真っ黒にして、スタッフと俊作さんとで紙の上に転がし始める。
挨拶も紹介もなしに「遊び」始めた梅田俊作さんの達人タイム。
子どもたちは面白そうな空気を敏感に察知し、集まり始めました。

画材はここにあるもの全て!
こちらは草を筆にして絵を描いています。
他にも、絵の具をつけたコマをまわし、色を画面に飛び散らせる!
という技法も生まれていました。

はじめは「やらない」と宣言していた子も、あまりに楽しそうな雰囲気に描きはじめる。
終わりの時間がきて「あー、はじめからやっておけばよかった~」とこぼしていました。

自分の絵をまじまじと見る。

完成!タイトルは「色んなジュースこぼしちゃった」だそうです。

お部屋の中では佳子さんとの飛び出す絵本作りが始まっていました。



飛び出す絵本のたくさんのパターンをみて、子どもも大人もワクワク!

さぁ!つくってみよう!

集中して次々に作品を作り上げていく子どもたち。
高い集中力で、時間はあっというまにすすんでいきました。
子どもたち「なんでこんなに時間が早いの~」「まだまだやりたい!」

1つのパターンから、子どもたちのアイディアでたくさんの作品がうまれました。


こちらの飛び出す部分は、夜空の輝きに。

こちらは、お花が、つぼみから花開くというもの。
最後は、自分が創った作品をひとつの本としてまとめました。


お手本に添ったり、技術として学ぶ芸術の時間とは違う。
俊作さん、佳子さんと一緒だと不思議と楽しく、心が自然と動きだす。アイディアがひらめき、目が輝き始める。
梅田さんとのアートタイムは、絵の上手い下手にとらわれず、表現することの楽しさ・面白さ・気持ちよさを体感できる時間となりました。