2020年10月11日日曜日

10月達人クラブ やりたいことをトコトンやる

「今やりたいこと」を子ども、スタッフで相談して一日をデザインするトエックのフリーキャンプ。 子どもたちによかれとあらかじめ決められたことをやらせるのではなく、一人ひとりの今やりたいことを表明し、調和的にやりたいことをすすめていきます。
 ここでは、今の気持ち、想いを裁かれることなく、そのまま認められます。表明されることを大切に受け止め、共感的に聴きます。 そのようにスタッフは子どもたちの心に寄り添うことを心がけています。 しかることや褒めることで、子どもたちをコントロールしません。 また、過剰な指示や禁止や命令、競争や評価であおり、動機づけするところではありません。
 ここでは、大人の思惑でいい子や都合のいい子を強いるのではなくて、心と身体の安全を見守られながら徹底的にやりたいことをやってほしいと願っています。 やりたいことをやることで湧き上がるエネルギー、好奇心。 子どもたちがやりたいことに向うときの瞳の輝き、集中力、発想力にはいつも驚かされます。 これらの原動力となる意欲はあらゆる学びの土台となります。 また、やりたいことをトコトンやる。 その営みが「自分はできる」「自分が好き」といった健全な自己愛、自己肯定感を育みます。 自分への自信が勇気と安心となり、何事にも取り組んでいける意欲の原動力になると考えます。 子どもたち一人ひとりが、答えのない人生をその人らしく生き、花咲かせられますように。 自分を生きるレッスンを、キャンプで。 大人も子供も共に重ねていきたいと思っています。 

  今回の達人クラブでも、やりたいことをトコトンする子ども達。一部になりますがその様子をお届けします。 トコトン生き物探し! トエック農園中、生き物を探し歩く。
朽木をひっくり返してクワガタを発見!コオロギを捕食中のカナヘビがいることを女の子たちから教えてもらい、これも捕まえる。 「みてみて〜。僕になついて離れない。」生き物が大好きな様子。
カナヘビとクワガタのお家もつくっていました。 お家には居心地がいいように登り木や土、枯れ草が。 生き物を想って試行錯誤した様子がみられます。
午後は農園を飛び出し、近くの川へ! ナマズを狙っていたようですが、姿は見えてもつかまえられなかったとのこと。 しかし、モクズガニをつかまえ、帰ってきました。 大きなモクズガニ! さよならミーティングでは、10匹程が浅瀬を歩いていたことなど、捕まえた様子を大コーフンでお話してくれました。
こちらはスイーツづくり。毎月お店屋さんをオープンさせて子どもたちにオヤツをふるまう女の子達。今月のメニューはスイートポテトと柿ジャムのパンケーキでした。
どろんこ大好き!今月もどろへ足を踏み入れ水遊び。
おうちづくりもしていました。一日がかりです。
卓球大会!稲刈り後の広い田んぼでサッカーや野球、ドッジボールも盛り上がっていました。
来月もトコトンあそぼう!

2020年10月10日土曜日

10月達人クラブ 炭焼き職人 大谷明澄さん


10月の達人クラブは炭焼きの達人、大谷明澄さんに来ていただきました!

大谷明澄さんプロフィール
本業は材木屋さん。徳島市入田で炭焼き窯を持っており、炭作りを始めてもう13年目になる。トエックで火鉢や七輪に使っている炭はすべて大谷さんのお手製。炭を焼くときには2日間焚いて、5日間寝かせるそう。昔はどの家にも炭焼き窯があって、プロパンガスが普及するまでは炭が燃料の主役だったとか。




達人さんが到着し、さっそく作業スタート!

今回は、ドラム缶を使った炭作りに挑戦。まずはドラム缶を加工するところから、


煙突を取り付けるため、サンダー(ディスクグラインダー)で穴を空けます。



同時進行で、穴掘り。 ドラム缶が半分ほど埋まる深さまで掘りました。



それぞれ炭にしたいもの(ドングリ、松ぼっくりや、彼岸花、かぼちゃなど)を、缶カンに詰めています。 


煙突を取り付け、ドラム缶に土を被せ、炭の材料を入れ
ました。



ドラム缶の上で火を焚き、煙が青くなるまで焚き続けます。
今回は達人クラブ終了直後後、煙が青くなりました。
その後煙突と吸気口に土を被せ、密閉。3日間ほど寝かせます。





数日後…
達人クラブのメンバーや、トエックの小学校の子どもたちと、窯を開けました。
無事に炭ができていましたよ。次回の達人クラブで紹介します!